紛争の内容

女性を盗撮した疑いで逮捕された事例です。

交渉・調停・訴訟などの経過

逮捕翌日に相談を受け、警察署へ接見に行き、事情を伺いました。接見を開始した当初、ご依頼者の方は、盗撮の故意が無かったという弁解をなされましたが、事情をお聞きするうちにそのような弁解を捜査機関や裁判所に信じてもらうことは難しいと弁護士が判断し、その旨を説明させて頂きました。その結果、ご依頼者の方の承諾を得て、今後は犯行を認め、捜査機関に身柄の釈放を求め、さらに、被害者に対して被害弁償を行うという弁護方針を決めました。

そして、接見の翌日に、検察官に対し、本件犯行が重大犯罪ではないこと、及び、弁償金を親族が用意して今月中に被害者へ支払う予定であることをお伝えして、身柄の釈放を求めました。すると、この日のうちに釈放が認められました。

また、釈放が認められた後7日以内に、検察庁から被害者の方の連絡先を教えて頂き、被害者の方へ今月中に被害弁償する旨を申し入れました。その後4日以内に、被害者の方には、弁償金を受け取って頂くこと、及び、受け取った弁償金以外はお金を請求しない約束をすることについてご承諾いただき、その後示談が成立しました。

本事例の結末

示談の成立を検察庁に報告しましたところ、7日以内に不起訴処分となりました。

本事例に学ぶこと

盗撮事件での身柄釈放を求める手続き、及び、被害弁償及び示談成立による不起訴処分の獲得方法を学びました。