グリーンリーフ法律事務所は、大宮駅徒歩5分、開設から30年たつ、ベテランから新規精鋭の若手まで、17名の弁護士が所属する地域最大級の弁護士事務所です。
従来より、埼玉の刑事事件に専門的に取り組んでいますが、最近は、いわゆる「性犯罪」と呼ばれるもののご相談・ご依頼が多くなっています。

その背景には、ストレス社会における様々な悩みや、実は「なんらかの依存症であった」というようなケースがあります。
当事務所では、不起訴や前科を付けない活動はもちろん、ご相談者が今後、同じような過ちを繰り返さないようにサポートさせていただきます。
また、冤罪事件すなわち、「痴漢をしていないのに疑われた」「盗撮を疑われた」というようなケースについても、あらゆる証拠を検討して、徹底的に争います。

いつでも急な事件に対応できるように、「刑事専門チーム」を結成し、主に5人の弁護士が、日々出動できるようにしています。
埼玉で逮捕・勾留についてご相談がある場合は、グリーンリーフ法律事務所にすぐにご相談ください。

主な性犯罪取り扱い事件

痴 漢 盗 撮 強制わいせつ
強制性交罪(強姦罪) ストーカー規制法違反 児童ポルノ禁止法違反

その他
・買春、援助交際 等

弁護活動の内容


⑴ 逮捕・勾留段階
痴漢行為、盗撮行為、強制わいせつ行為等を行った場合は、証拠隠滅(被害者を脅して口止めをする、画像データを消去する等)や逃亡のおそれが高いとして、逮捕・勾留されてしまうケースが多くなっています。
勾留を阻止するためには、逮捕直後から、証拠隠滅や逃亡のおそれがないこと、勾留されることにより被る不利益が甚大であることを、検察官や裁判官に積極的に訴えていく必要があります。

⑵ 自らの刑事責任を認める場合
① 示談交渉
痴漢行為等においては、被害者の処罰感情というものが重視される傾向にあり、被害者との示談が成立するか否かは、検察官の起訴・不起訴の判断及び裁判官の量刑判断(執行猶予の有無を含む)にとても大きな影響を及ぼします。
そこで、自らの刑事責任を認める場合には、速やかに示談交渉をすることが必要となります。
もっとも、性犯罪の被害に遭われた方は、加害者の方に対して強い恐怖心を抱いていることが多いため、弁護士が間に入り、適切な再発防止策を提示し、被害回復のための示談金のお支払いを提案することが重要です。
そして示談金については、金額が交渉で上手くまとまらないことが多いため、弁護士が民事裁判の裁判例等に照らして、妥当な金額を提案することが、解決の近道となります。

② 再犯防止
痴漢行為等の性犯罪は再犯率が高く、検察官や裁判官が再犯の可能性が高いと判断した場合には、厳しい処分となることが予想されますので、再犯の可能性がないということを示す必要があります。
そのためには、犯行の原因を分析した反省文を作成する、家族等に監督をしてもらう(身元引受人になってもらう)、専門家のカウンセリングを受ける、犯行現場から物理的に遠ざかる等の手段も弁護士を通じて検討する必要があります。

再犯防止策については、こちらをご覧ください。

⑶ 自らの刑事責任を否認する場合
自らの刑事責任を否認する場合は、
①自らが犯人でないことを主張する
②相手に指摘された自らの行為が、当該犯罪に規定されている行為に該当するか否かを精査し、自らの行為がこれらの行為に該当しないことを主張する

等の弁護活動を積極的に行っていきます。

よくあるご相談例

痴漢行為(迷惑行為防止条例違反)に関するご相談例
①電車内で,洋服の上から,被害者のお尻を手で触った
②電車内で,下着の上から,被害者の陰部を手で触った
③満員電車で、自らの陰部を女性に押し付けた

強制わいせつ罪に関するご相談例
①電車のホームで,被害者の胸を手でつかんだ。
②電車内で、下着の中に手を入れて,被害者の陰部を触った。
③路上で,抱きつき,無理やりキスをした。

盗撮行為(迷惑行為防止条例違反)に関するご相談事例
①電車内で女子高生のスカートの中をスマホやカメラで撮影した
②公共施設のエスカレーターで、女性のスカートの中をカメラで撮影した
③公共施設やショッピングモールでトイレにカメラをしかけて盗撮した

買春や淫行条例に関するご相談事例
①LINEで出会った18歳未満の子と性行為をしてしまった
②出会い系掲示板で会った18歳未満の事援助交際をしてしまった

ストーカー規制法違反に関するご相談事例
①警察から警告を受けたのに、特定の女性につきまとってしまった
②過去の交際相手に、しつこくつきまとって逮捕されてしまった

資格制限について

上記性犯罪の相談例は、いずれも刑事処分を受ける可能性のある事例ですが、これらの罪で刑事処分を受けると職業を失う可能性があります。以下は、その具体例です。

①医師、保健師、助産師、看護師、準看護師、歯科医師、薬剤師
罰金以上の刑に処せられると、免許の取消し、若しくは、3年以内の業務停止の可能性があります。
②歯科衛生士、獣医師
罰金以上の刑に処せられると、免許の取消し、若しくは、期間を定めて業務停止を命じられる可能性があります。
③一般職の国家公務員、地方公務員
禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者は、失職します。
④公認会計士
禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつてから3年を経過しない者は、登録を抹消しなければならなくなります。
⑤税理士
禁錮以上の刑に処せられた者で、その刑の執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から5年を経過しない者は、登録を抹消しなければならなくなります。
⑥一級建築士
禁錮以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から5年を経過しない者は、免許を取り消さなければならなくなります。

再犯の防止


性犯罪の場合は、そこに至ってしまう過程で、何らかの潜在的な問題が含まれていることが多くあります。その根本原因を改善しないかぎり、再犯にいたる可能性は否定できません。また、友人・恋人・家族からしても、「二度とやらないで欲しい」という気持ちが強いことでしょう。
当事務所では、刑事弁護のみならず、再犯防止策にも積極的に取り組んでいます。

もちろん、このような取り組みは、ご依頼者の刑の軽減等にも役に立つものです。

再犯防止策については、こちらをご覧ください。