強制わいせつ事件の否認事件

アパート内で被害者の方を暴行してわいせつな行為を行ったという疑いで、逮捕された方の弁護を行いました。この事件で逮捕された方は、強制わいせつ罪の疑いを否認しました。

弁護士は、逮捕された方に、なぜ被害者の方とアパートで一緒にいたのか、被害者の方とどのように過ごしたのか等の事情を聞きましたが、これらの質問に対する逮捕された方の弁解は信用できるものでした。

そこで、弁護士はこの事件について罪を認めない(否認)方針で臨むべきと判断し、取り調べで全く話をしない(黙秘)方針で臨むべき旨を、逮捕された方にお伝えしました。
その際、黙秘をしなければ、話した内容が不利な証拠となり、将来裁判で無罪を争うことが難しくなる可能性があることや、捜査機関に捜査のヒントを与える可能性があることを説明しました。

そして、次の日から、弁護士は、逮捕された方に連日会いに行き、次の日の取り調べに臨むにあたって抱いている疑問や不安を聞き、アドバイスを行いました。その結果、逮捕された方は、「本当はわいせつな行為をしたんだろう」等と言って自白を迫る取調官の厳しい態度にも揺らぐことなく、取り調べに対して黙秘を続けてくれ、事件は不起訴処分で終わりました。