被害届と告訴状はいずれも捜査機関に対して提出するものですが、法的には大きな違いがあります。 被害届は、犯罪の被害者が捜査機関に対して、犯罪による被害の事実を申告するものです。 被害届は、捜査機関に犯罪が行われたことを認識・・・
「コラム」の記事一覧
示談等のために被害者の方と連絡を取る方法
【示談等のために被害者の方と連絡を取る方法】 窃盗や傷害など被害者の方がいる事件の場合、被害者の方と示談等をするためには被害者の方と連絡先を知る必要があります。 逮捕等身柄勾留されている場合には物理的に被害者の方に連絡を・・・
裁判員裁判における公判前整理手続ついて
現在、強盗致傷罪、恐喝未遂罪、銃刀法違反被疑事件の裁判員裁判を担当しています。 裁判員裁判は、一定の重大犯罪を数日間の公判期日で審理して判決を下すので、それまでの準備期間として「公判前整理手続」という手続きを行います。こ・・・
【報告】埼玉弁護士会裁判員制度委員会にて報告をしてきました
昨年6月~12月まで保護責任者遺棄致死罪の裁判員裁判事件を担当し、その裁判の結果等を先日、埼玉弁護士会裁判員制度委員会にて報告してまいりました。 裁判員裁判は一定の重大な犯罪について対象となっていますが、当事務所の刑事・・・
常習累犯窃盗について
常習累犯窃盗とは、 ①過去10年の間に、窃盗罪で6月以上の懲役刑を3回以上受けた(※執行の免除を得た場合も含みます)人が、 ②常習として窃盗を行うこと を意味します。 この罪の法定刑は3年以上20年以下の懲役です。 窃盗・・・
否認事件の例(強制わいせつ)
強制わいせつ事件の否認事件 アパート内で被害者の方を暴行してわいせつな行為を行ったという疑いで、逮捕された方の弁護を行いました。この事件で逮捕された方は、強制わいせつ罪の疑いを否認しました。 弁護士は、逮捕された方に、な・・・
勾留を阻止した事例(一部抜粋)
器物損壊事件で勾留を阻止した事例 ご依頼者の方は、酒に酔ってお店のガラスを破壊してしまい、現行犯逮捕されました。弁護士がただちに警察署へ会いに行き、罪を認めて被害店舗と示談交渉を行う方針を決めました。 また、その日のうち・・・
ローンで購入した車を処分することの罪
車を購入する際に、クレジット会社からお金を借り、その会社のために車を担保に供することがあります。車を担保に供する方法としては、車の所有権をクレジット会社に与えておくという方法(所有権留保といいます)があるのですが、そのよ・・・