①覚せい剤の事故使用で起訴されたが無罪となった事例

②覚せい剤使用で起訴されたが、被告人は、「以前は覚せい剤を使用したこともあったが、最近は、覚せい剤を使用していない。自分が覚せい剤を使用したと、検察官が主張している日には、自分はほかのところにいて人と会っており、覚せい剤を使用したことはない」と主張し、無罪を争った。

③被告人は勾留されていたため、まず検察庁で事件記録を閲覧した後、被告人に何度か接見し、被告人の主張を確認した。その後、被告人が当日会っていたという人物に面会し、事情を聞いたのち、法廷での証言を依頼した。検察官は、この人物は暴力団だと主張したが、それを裏付ける確たる証拠はなく、証人として採用され、法廷で証言をした。また、被告人の腕にあった覚せい剤の注射痕が、検察官が主張する日の注射痕であるのかどうか疑問が生じた。

④覚せい剤を使用した事実は認められないとして無罪となった。