①会社員が強制わいせつで逮捕されたが,直ちに釈放を実現し,かつ,被害者との示談により告訴状・被害届の取下げを獲得したため,不起訴とされた事例

②被疑者の男性会社員(20代後半)は,路上で女子高生(15才)の胸をわしづかみにするなどして強制わいせつを犯し,逮捕された。

③身柄拘束をされると,仕事を無断欠勤することになり,クビになる可能性があったため,弁護人は10日間勾留を阻止する必要が高いと判断し,裁判官を説得して,検察官の勾留請求を却下する決定を獲得した。

④起訴されると刑事裁判となり,前科が残る可能性が高かったため,弁護人を通じて被害者との示談交渉を行った。弁護人の交渉が功を奏し,20万円を支払うことで男性を許す旨の示談が成立し,さらに被害者による告訴状および被害届の取下書を獲得した。

⑤男性は起訴されず,身柄拘束期間も約2日間であったため,スムーズに日常生活に戻ることができた。