事案の概要

夕方の帰宅時間帯に、JR北赤羽駅からJR戸田公園駅の間を走行中の電車内において発生した東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反及び埼玉県迷惑行為防止条例違反(痴漢)被疑事件です。

ご本人は当初勾留されており、一度接見に赴き、刑事事件についての説明をしました。
その後、在宅事件に切り替わり、身柄が解放された後、ご来所いただき、事件を受任しました。

経過

検察官を通じて、被害者側に連絡を取り、
①事件を認め、そのことについて深く謝罪する
②示談金として金20万円を支払うこと
③被害者は事件を許すこと
④今後一切被害者に近づかないことを内容とする示談を取り交わしました。

本事例の結末・結果

その後、同示談書を検察庁に提出し、不起訴処分となりました。
妻子があり、定職もある方だったため、勾留終了後にすぐに起訴はされず、在宅に切り替わった案件でした。

もっとも、必ずそのような流れになるとは限らず、勾留期間満了により略式起訴されることも十分に考えられると思います。