被告人は、自動車を運転中、高速道路の合流地点を誤って右折し、そのまま高速道路上を逆走したうえ、被害者の車と正面衝突し、被害者に全治3か月の重傷を負わせてしまった。
 被告人には交通違反を含め前科はなく、被害者に対しては保険会社を通じて入通院に関する治療費・慰謝料等を賠償して示談が成立し、さらに、免許を自主返納して二度と車を運転しないことを誓約した結果、懲役3年執行猶予4年の執行猶予付き判決を受けることができた。