①痴漢により逮捕されたが、不起訴となった事例

②50代男性(初犯)が、JR大宮駅付近(電車内)で、女性のお尻を触るなどして痴漢行為をして、現行犯逮捕された。当番弁護士制度によって、当事務所所属の弁護士が初回の接見をすることになった。当初男性は、「痴漢をやっていない」と述べていたが、それを聞いた当事務所弁護士が、「えん罪であれば断固捜査機関と戦う」との熱意を見せた結果、その姿をみた男性が、「嘘はついていけないと思いました。本当はやりましたすいません。」と、自白をした。その後、家族にも本当のことを打ち明けて、当事務所弁護士が弁護人となることになった。

③仕事の都合もあるのでなんとか不起訴にしたいとの希望があり、被害者と示談をすることになった。被害者とはすぐに連絡がとれたが、精神的な苦痛が大きいということで、なかなか示談の話が進まなかった。しかし、慎重な交渉の結果、示談金35万円でなんとか示談をしてもらえることになった。

④示談ができた結果、男性は無事に不起訴となった。