①原付を利用した引ったくり事案で、被害者と示談が成立したことで執行猶予が付いた事例

②被告人は30代無職の男性。自転車のかごにバッグを入れて道路を走行していた被害者の背後から原付で近づき、追い抜きざまにバッグを引ったくるという窃盗行為に及んだ。
被害金額は7万円程度。被害者は外国籍。被告人に前科・前歴なし。

③被告人の母親の協力を得て示談金を用意した上で、被害者と示談交渉を開始した。被害者は日本語が話せなかったため、被害者が通う日本語学校の先生に間に入ってもらった。用意できた示談金は12万円と高額でなかったが、被害者になんとか了承してもらい、示談成立となった。

④懲役1年6月執行猶予3年の判決が言い渡され、実刑を免れることができた。